最効率!【英単語】の覚え方 – まる英語教室

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最効率!【英単語】の覚え方

本記事の目的

英語学習において最重要課題である英単語の覚え方について、費用対効果を最効率化するための方法をお伝えします。

巷では、単語はコロケーションで覚えるべき、文の中で覚えるべき、語源から覚えるべきなどの様々な様態があふれています。

どれも間違いではありません。ただし、時間・労力のリソースを考えたときに、これらが最効率な学習方法かといわれると、答えはNoです。

単語帳での学習をこれから始めるという人も、単語学習で伸び悩んでいる人にもおすすめです。

結論

0.覚えるべき単語数を整理する

1.周回する

2.暗記する

3.生活の一部に落とし込む

ただし、単語を自分の記憶に定着させるためには、これらに加えて順守すべき重要な条件があります。
1つずつ見ていきましょう。

最効率!英単語の覚え方

紹介していく方法は、一見「当たり前じゃん」と思うものかもしれません。
ただし、これら周回・暗記・生活の一部化の意義を100%把握して効率的に取り組んでいる人は少ないです。

0.覚えるべき単語数を整理する

まず、あなたの目的が何で、どうして英単語を覚える必要があるのか整理しましょう。
以下のような心構えをしてしまうと、後々大きな負担になります。

「新しい単語帳を購入し、やる気に満ち溢れている!
よし、とりあえずこの1冊を完璧にするぞ!」

まず、なんの気なしに1冊コンプリートスタイルを取ることをやめましょう。
単語帳は、単語帳を丸暗記するために買ったのではなく、何か目的があるから買ったはずです。

それは英検準1級合格かもしれないし、大学受験かもしれません。
それぞれにあった単語帳を選ぶことはもちろんですが、購入後にどこまで覚える必要があるのかという自分の中での①需要と②供給を一致させる必要があります

①…どこまで覚える必要があるか
②…どこまで取り組む必要があるか

例えば多くの場合、類義語や派生語まで手を出す必要はありません。
少なくとも、最初の1周目でやるものではないです。

0.単語帳を選んだら、覚える範囲を決める。

1.周回する

1回見ただけで覚えられるなら、世の中の学習法は全て不要になってしまいます。
僕たちには忘れる才能が有るので、その才能をカバーしてあげる必要があります。

繰り返しは単語学習で重要な要素です。
英単語帳であれば、何周できるか、ということ。

このペースが早ければ早いほど、同じ単語を無る回数が増えます。
これは1単語に対する学習の機会を増やすことと同義で、多ければ多いほど定着の可能性が上がります

周回していくうえで、そもそも知っている or 覚えた単語は、思い切って斜線などで消してしまいましょう。
英単語帳を周回するのは、語彙数を増やすためであり、覚えた単語に時間を使うのは非効率です。

また、「覚えた」と自分の中で一度決めた単語については、誘惑を振り切ってそのままサヨナラしてください。
「まだちょっと自信がないから残しておく」でいつまでも未知単語としておくと、他の単語に配分できるリソースを消費してしまいます。

1.周回によ学習機会を増加させる

2.暗記する

結局暗記か!と思うかもしれませんが、暗記のパワーは絶大です。

というよりも、暗記で対応できるものは意外と結構あります。
全てを無理やり暗記するのではありません。
これでは、いつ零れ落ちてしまうかわからないコップの水と同じです。

1.で見たように、周回していく中で、暗記で対応できそうなレベルの単語については暗記で対応するということです。

どのような単語が暗記できるものかというと
①過去に類似の単語を覚えた:類似単語=類義語・対義語など
②なぜかスッと入ってくる:自分との相性

の2種類です。

厳密にいうと、過去の暗記と照会することで、新しい単語の定着が容易になるということです

暗記の重要性はここにあります。
とりあえず暗記できるものは暗記してしまうことによって、
無駄なリソースを割かなくてよい上次の単語学習につながります

暗記の条件

日本語訳と英単語の1対1対応で暗記しないこと
その日本語の意味でしか理解できなくなります。
日本語訳は、英単語のもつ意味・概念を一言で表している「対訳」です。

legislate:立法措置を取る という単語があるとき
立法措置を取るとはどういうことなのか。その理解までは踏み込んでおくべきでしょう。
こういった解釈が難しい単語は、例文で使い方を見ましょう。
自分なりの理解が出来た場合、それを単語帳にメモ書きしておけば、次回以降の自分に役立ちます。

2.戦略的に暗記する。がむしゃらな暗記は負担。

暗記できない単語はどうする?

学習を進める中で、どうしても暗記では覚えられない単語があると思います。
上記①、②に当てはまらない単語の暗記は難しいかもしれません。

その時、まず試すべきなのは1.周回による学習機会の増加です。
何周もしているうちに、②のパターンで、自分の中に落とし込める単語も多くなってきます。

周回・暗記で覚えていくうちに、覚えられない単語数はどんどん減っていきます。
未知単語が減れば減るほど、斜線を引いた単語が増えるため、それらにアプローチできる機会は増えていきます。
つまり、減っていく程に周回すべきということです。

3.生活に落とし込む

0.~2.までのステップで、単語の最効率学習の準備は整いました。
あとは、これらをどう実行するかが重要です。

皆さんは普段、学生や社会人として、英単語を覚える以外の活動を行っていることかと思います。
起きてから寝るまで単語学習していればいいという人は少ないでしょう。

ということは、普段の生活の中で、単語学習を行える機会を設ける必要があります。
これは意識的でなければなりません。

この時間は単語帳を見る、という時間を設定しそれを遵守して生活しましょう。
単語帳は手段ですから、それを行う最終的な目的を意識すれば、やる気がわいてきませんか?

周回・暗記に割くリソース、すなわち時間と労力という学習機会が増やせればいいわけですから、これらをあなたの生活の中で盛り込むならばどこが最適か考えてみましょう。

わかりやすい例でいえば
朝起きて歯を磨く時間、単語帳と朝のご挨拶
通勤通学中のスマホ時間を単語時間へチェンジ
休憩時間に5分だけ単語帳
寝る前の10分は追い込み単語
ジョギング中は単語と例文のリスニング
などなど。

意識的に計画を行ったうえであれば、実行するときは深く考えず、ただ目の前の単語に集中するだけです。

単語学習を生活の一部になるほどに日常化させましょう。
毎日、5分ほどで学習進度の確認と反省も盛り込むと、より意識的に取り組むことができるでしょう。

3.自分の生活を客観視し、単語学習を盛り込める箇所を見つけよう

おわりに

ここまでくれば、あとは場数です。
英単語学習は地道な努力がモノを言います。
戦略的に努力することで、最効率で単語学習を推し進めることできます。

高校受験・大学受験・英検3級・英検5級・TOEICであってもすべてに共通しているのがこの単語学習。

目的を見定め、最適な学習に取り組みましょう。
「なんとなく」は今日で終わりです!