Blog Article
【英検のすゝめ】僕がTOEICより英検を推す理由
英語学習の際、英語力をはかるために資格試験を受けることが多いと思います。
日本ではいろんな英語試験が受けられます。
有名なのはTOEICやTOEFL、IELTSなど。
どれも受験者数が非常に多いです。
ちなみに日本での知名度が特に高いTOEICと比べても受験者数は英検すごいです。
英検 367万人(2020年度)
TOEIC L&R 世界で153万人(2020年度)
ソース
https://resemom.jp/article/2021/05/13/61788.html
https://www.eiken.or.jp/eiken/merit/situation/
どの試験を選んでも「英語力を測る試験として」間違いはないでしょう。
ですが、僕は英検が至高だと感じています。
僕自身、英検を軸に英語学習を進めてきましたし、1級合格した今でもさらに高みを目指して再度受験に向けて勉強しています。
英検こそが本当の英語力を鍛えるための最高の資格といっても過言ではないです。
その理由は大きく2つあります。
・4技能を鍛える良質な問題
・級でレベル分けされている
この記事では、「英語力を伸ばす試験」としての英検のすばらしさを紹介します。
1.4技能を鍛える良質な問題
英検は、4技能すべてをまんべんなく対策しないと合格することが難しいです。
それは、現在(2016年以降)の英検において、スコアが各技能に等しく振り分けられているためです。
これをCSEスコアといいます。
※実は2015年まではそうではありませんでした。
当時はリーディング過重の配点で、ライティングは軽視されていました。これにより、4技能まんべんなく得点しなくても、リーディングさえできていれば合格できる試験でした。良くも悪くも「日本的」だったわけです。
ソース https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/2016admission.html
英検対策の勉強をするうえで、単語力・長文読解・ライティング・リスニング・スピーキングなど、
あらゆる英語スキルを磨くことが求められます。ゆえに、各分野をバランスよく伸ばすことが求められます。
しかもそれらはまさに「実用英語」です。
実際に英語で読書、会話、書きものをするときに必要なことばかりが問われます。
英検に合格できるようになる≒実用的英語力が上がっている
という図式になっているわけです。
個人的には、スピーキングについては少し物足りなさを感じますが、これは時間や受験料が決められたフレームの中で英語力を測定するという英語資格試験にはつきものなのでしょうがない一面があります。
2.級でレベル分けされている
英検では、自分のレベルより上を目指して級を受験することで、自分の英語力を4技能バランスよく上げることが出来ます。
実は、冒頭で挙げた有名どころの英語試験では英検だけがこの特徴を持っています。
級合格を目指して勉強することで、明確なゴール設定ができます。
僕は、これは他の試験と比べると大きなメリットだと思っています。
TOEIC、IELTS、TOEFLといったほかの試験では、スコアで自分のレベルを判定します。
自分がどのレベルにいても受ける試験はいつも同じです。
初心者も中級者も上級者も、みんなが同じ試験を受けるのがTOEIC,TOEFL,IELTSです。
そのため試験中には、レベルが高くわからない問題は本当にわからないまま放置するしかありません。
レベルが異なる受験者全員が同じ受験料を払っていることになります。
英検であれば、各級で自分の最高を目指して、その級で出題される問題すべてに取り組むことができます。
少なくとも、難しすぎて手も出ない問題がもどかしい、ということは少なくなります。
しかも!問題の難易度だけでなくて、お財布にも優しいんです。
受験料も各級で異なり、自分のレベルにあわせた価格に抑えられます。
英検各級とほかの英語試験の最新の受験量を比較すると以下のようになります。
2技能試験であるTOEICは少し別枠扱いになるべきですが、英検のコスパの良さがわかります。
試験 | 受験料 yen | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
英検 | 12,600 (1) | 10,700 (準1) | 9,700 (2) | 9,200 (準2) | 7,900 (3) | 4,900 (4) | 4,500 (5) |
TOEIC | 7,810 | ||||||
TOEFT iBT | $245 ≒28,000 | ||||||
IELTS | 27,500 |
※ソース
https://www.eiken.or.jp/eiken/schedule/
https://www.iibc-global.org/info/important/imp_27.html
https://www.britishcouncil.jp/exam/ielts/test-dates-fees-locations
https://www.toefl-ibt.jp/test_takers/toefl_ibt/fees.html
2020, 2021年はコロナの影響で値上げしているところが多いようです。
英検 受験する級の選び方
基本的に
準2級までは基礎を積み上げるための試験
2級からは高い英語力を証明するための試験
という見方をしてよいのではないでしょうか。
特に準1級以上は資格として強力です。
自分の実力がどの程度かわからないという場合は、公式サイトを覗いてみてください。
各級の目安と過去問3回分が掲載されているので、そちらでどれが自分にあっているか選ぶとよいです。
各級の特徴や対策、メリットなどは別の記事で詳しく見ていこうと思います。
まとめ 英検すごいぞ
英検は、日本独自の英語試験であり、ガラパゴス(日本的で世界に通用しない)といわれることもあります。
しかし、僕は以上のことから、全くそんなことはないと言い切ります!
実用的な4技能対策が出来て、受験級を決めて明確なゴールを設定できて、お財布にも優しい!
ぜひ検討してみてください~
ではまた!