英検1級ホルダーがTOEIC受けてみた感想 – まる英語教室

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英検1級ホルダーがTOEIC受けてみた感想

Manatsuです。
TOEICを初受験してきました。
もともと好きなテストではなかったのですが英語力を示す指標として最も一般的ということもあり、受けてみました。大学生の弟と一緒に受けました。

受けてみての感想動画を撮ったのでのせておきます。
英検との比較の視点なども織り交ぜて話しています。
TOEICを受ける際の参考にもなりますよ。

「TOEICスコア=英語力」?

どの試験にも、傾向と対策というものがあります。
この試験ではこういう問題がでるから、この勉強をすれば点数が上がる、みたいなやつです。

その試験の傾向を把握して、それについての対策をしますよね。

で、TOEICはそのきらいがかなり大きいと感じました。

僕自身英検1級を持っているので、英語力には自信があります。
英語圏での滞在は1カ月の語学留学のみなので、生粋の”English as a foregn language”学習者です。
自分の努力でここまで力をつけたタイプです。

そういうこともあり、問題を見ると、その製作者がどういう意図で設問を作っているのかなどが透けて見えます。
これを前提として話します。

TOEICは、「処理能力+英語」の試験

これがTOEICを解いて感じたことです。
TOEICは純粋な英語力を測る試験とは言えないです。
むしろ、タイトな制限があるなかで、いかに効率よく1問ずつ解いていけるかということに焦点があてられていると思います。
感覚としては試行錯誤してパズルをうまく解く方法を考えることに近かったです。
ビジネスでは、完璧な英語を喋れることよりも、納期がいつだとか、誤解を与えずに意思を伝えることが一番重要です。
ビジネスに必要なスキルを測られているという感じです。

公式問題集で模試4回分解いてみましたが、解き方で点数がかなり変わります。
800点代くらいまでは、解き方の改善だけでも100点ぐらいは変動するのではと思います。

実際に4回自分で解いた素点はこんな風に伸びました。
この間、英単語や文法、慣用表現等の特別な勉強はしていません。
あくまでも、解き方の反省・改善のみを行いました。

1回目180/200
2回目186/200
3回目189/200
4回目191/200
詳細は下記ツイート参照

800点代くらいまでは、解き方の改善だけでも100点ぐらいは変動するのではと思います。
そういう意味では、英語以外の解き方の戦略だけで点数が伸ばせるコスパのいいテストです。
戦略は1時間でも立てられますが、英語力を伸ばすのは一朝一夕ではいきませんからね。

とにかく高スペック英語資格が欲しいなら、TOEICを受けよう

世間では、TOEIC900点というと英語資格としてはものすごい高スペックです。
僕は納得いきませんが英検1級と並ぶほどの評価を受けること多数。

英検1級を取ろうと思うと、とんでもない努力が必要です。
TOEIC900点は、1級に比べれば、かなり楽でしょう。
求められる英語力は1級の足元にも及ばないです。
早く読む力や、先読みする力などの特殊な能力は要求されますが、訓練できます。
そういう処理能力は本気で取り組めば、早い人なら1週間ほどでも修得できるでしょう。

社会人なら、そういう能力は普段の事務処理などで求められるスキルと近似しているものがあるでしょうし、学生は今後必要とされる能力です。
裏を返せば、TOEICはそういった処理能力を身に付けることにも一役買ってくれます。

ということで、英検とTOEICを比較するならばこういう感じになります。
自身の英語力社会的評価 ・・・ TOEICがおすすめ
自身の英語力社会的評価 ・・・英検がおすすめ

こんな感じでどうでしょう!
それではまた。