【どっちがおススメ?】英検1級 VS TOEIC900点【違い】 – まる英語教室

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【どっちがおススメ?】英検1級 VS TOEIC900点【違い】

どうも、まるごしゃです。
英検1級持ってます(2019年第2回)。
ライティングセクションでは825/850点を獲得。


入試、バイト、就活...


英語力って、持ってるだけで得するスキルだ。

そんな英語スキルの証明に便利なのが資格。

資格といっても、英語には色々な資格試験がある。
その中でも、日本で特に有名なものはふたつ。

英検TOEIC

今回は、両者の最高峰
英検1級 と TOEIC900点
これらを比較して、どちらが資格としてオススメか紹介する。

【結論】コスパで選ぶなら絶対TOEIC900点

英語力を、アピールするための武器として使うなら
TOEIC900点が断然おすすめ。

なぜなら、コスパがめっちゃ良いから。
その理由はいたってシンプル。

世間一般の認識は
英検1級=TOEIC900点
だから。

しかも場合によっては
英検1級=TOEIC860
という見られ方をすることもある。

すなわち、
その関係は一般に
英検1級≦TOEIC900
と考えられているといえる。

ここで重要なのは2つの試験の難易度ではなく
英検1級TOEIC900と同等かそれ以下
と世間一般に認知されていること。

日本国内の英語力指標として、もっとも広く認知されているのはTOEICといって過言ではない。

あなたの資格を見る人が、多少なりとも英語資格に理解のある人でない限り
相手からしてみれば

むー
むー

英検1級と準1級ってそんなに違うの?

くらいの感覚なんだ。

そんな英検と比べても
TOEICのコスパは計り知れない。

4技能(英検)と2技能(TOEIC)

たとえば、あなたが英検準1級を持っていれば
その難しさを体感的に知っていると思う。

TOEICはReadingとListeningの2技能。

英検にはさらにWritingとSpeakingが加わる。
つまり、4技能すべてを総合的にみられる試験なんだ。

仮に、TOEICで900点または860点をとることが
英検1級とまったく同じ難易度だとしよう。

しかし、この場合
TOEICはアウトプット2技能(Writing、Speaking)を完全無視している。

2技能と4技能という観点から、英検の方が
負担の大きい試験だってわかる。

この点からも、英検1級TOEIC900点
同じ評価を受けるんだったら
TOEICのほうがコスパに優れる試験であると言える。

【1点が合否を分ける】得点評価と合否評価

英検とTOEICを「資格として」比べると
実はこれ、大きな落とし穴。

TOEICには、合格・不合格というものが存在しない。

テストの成績は 990点満点 の点数で表され
その点数の上下で自分の英語力の伸びを測る。

一方、英検には、合否がある。

英検にもCSEスコアという、英語力を点数化してくれるシステムがあるけど、
級合格のためには明確な合格最低点、ボーダーを超えないといけない。
1級の場合は、2028点が合格最低点。

TOEICなら
900点を目指していて
899点をとってしまっても
899点≒900点として
誤差の範囲として扱うことが出来る。

一方、英検の場合
合格点の2028点を目指していて
2027点をとってしまうと
2027点<2028点として
不合格となってしまう!

このことからも、資格の意味で
TOEICのほうが有利といえる。

誰もいない森で倒れる木は音を立てない

英検1級TOEIC900点
すこし、この問題を別の観点から見てみよう。

見出しはジョージ・バークリーという人の言葉。

私たちは、木が倒れるのを目の当たりにするとき、
その大きな音を耳にする。
そして、木が倒れるときは決まってそういう音がするのだと知っている。

では、私たちが
「森にいない時に」
倒れる木は音を鳴らし倒れるのか。

多くの哲学者の答えはNOだ。

フロイトは
「それが存在するのは、それを信じる人がいるからだ」
と言う。

この見出しの言葉が意味するのは
それを観測するものがいなければ、それは存在していないのと同義
ということ。

これを
英検1級TOEIC900点
に当てはめると

世間一般の 英検1級≦TOEIC900点
と思っている人々には
英検の難しさは認識できないということ。

「いや、われわれは木が倒れるとき、音がするのを知っている。
だから、観測していなくとも音を出して倒れるはずだ。」
と思うあなたには
ぜひ、努力して英検1級を勝ち取ってほしいと思います。

世間は英検の大変さに興味なんかない

面接官が履歴書の資格欄を見るとき、
9割方、彼/彼女らにあなたの努力は見えていない。
そこにあるのは、紙っぺら1枚に書かれた資格名と数字のみ。

さっきの話でたとえるならば
TOEIC900の森 と 英検1級の森
があるとする。

あなたが受検者という木こりで、
2つの森の木を倒すとき、どちらの森の木がより大きな音をたてるだろうか。

英検森の木は
4技能という4本の根っこで支えられていて
とても頑丈な幹を持っている。
(それは膨大な語彙力、長文読解力、ライティング力、
リスニング力、スピーキング力に裏打ちされている)

TOEIC森の木は
2技能の2本の根っこで支えられていて
英検森の木よりは細く見える。
もしWritingやSpeakingという雨に降られ、風に吹かれれば
根っこが耐えられずに腐ってしまうかも。

しかし、これら2つの森の木は
これらの森を知らない人々には
同じに見えます。時には、TOEIC森の木の方が丈夫に映るようだ。

もしあなたがこれらの木を切り落そうとするならば
どちらのほうが骨が折れるか、身をもって感じるだろう。

少なくとも「英語力」の面では英検の方が重労働なはず。

あなたがそれを知っているのは素晴らしいこと。

しかし、それは大半の人にとって興味もないし、どうでもいいことでしかない…

実用性ならばTOEIC900点を目指そう

あなたが
受験資格やバイト、就活という「実用性」
で英語資格を修得したいなら

おススメするのは断然、TOEIC

英語系の資格として、日本でTOEICより権威のあるものはない

本当の英語力を追求するならば英検1級を目指そう

もしあなたが、

アカデミックに英語を追求したい

というのであれば、まるごしゃは英検1級をお勧めする

英語の道を究めるのなら、英検1級
翻訳者の登竜門であり
唯一の言語系国家資格である全国通訳案内士の語学試験免除要件!

勉強の過程で学ぶ
語彙の覚え方とか
ライティングのスキルとか
長文読解とか
リスニングもスピーキングも
全部、ものすごい価値がある。
まさに「実用英語技能」!

TOEICはコスパがすごい

まるごしゃは、TOEIC批判をしているのではない。

TOEICは英語力を測る素晴らしい試験。
ただし、900点オーバー=C1ということには同意しない。

そもそも受信2技能だけで、総合的言語使用の指標であるCEFRへの換算なんてするべきではないと思う。
あくまで目安としての数値に留まる。

現に私は英検1級1次に合格しても、2次のスピーキングは落ちたという経験をしている。
言語とは受信・発信が相互に絡み合っているもの。
インプットだけ出来ても、アウトプットだけ出来ても、ダメなんだ。

私は「仕事のために」TOEICを受ける

正直、英検1級の認知の低さには驚いている。
たとえば翻訳や塾講師のアルバイトを探すときであっても、
採用担当者の、英検1級というワードに対する関心はTOEICに比べて断然低い。

英語力をお金に換算するなら
英検1級よりTOEIC満点持っている方がよっぽどいい。

ごしゃまるは、そういう実利的側面から決めたのであった。

まるごしゃ
まるごしゃ

TOEIC満点とるぞ!